雨、雨、雨の三連休

梅雨明けしたと思ったら雨が続いて、ひと月近く岩場に行くこともないまま迎えた夏休みです。

天気予報は雨、何度見ても雨。
多めの着替えと雨具、ザックカバーも半分装着して、渋滞を避けて前夜発のMY本さんに拾っていただきました。

初日:湯川

駐車場で仮眠している間に雨が降りました。
びしょ濡れになった小さなテントを足元に丸めて、まずは瑞牆へ。
どう見ても駄目そうですが、荷物を最小にして末端壁を見に行きました。
私は行ったことがないので、岩を見るだけでもと思ったのですが、歩くのが遅すぎてコルの左折分岐あたりで時間切れ。先に見てきたMY本さんと、湯川を偵察してもらったKのさんと相談して、湯川に変更。二時間の森林浴でした。
またね、瑞牆。

湯川は湿気ってはいるものの、人も少なくのんびりと登れました。
MY本さんは初めてがいっぱいで、まずはコークスクリューをオンサイト。ヘキセンを積極的に使うのがMY本さんらしいです。

ヘキセンは熊鈴みたいな綺麗な音がする

私もセットしてみたい、と2つばかり借りていきましたが、すかすかサイズにセットをお試しどころの余裕はなく、決死でセットしたヘキセンに荷重する勇気もなかった(^^;

転戦してくる人は少なかったけれど、瑞牆雨敗退のYさんがひょっこり現れて、場は一気に賑やかになりました。

MY本さんがサイコキネシスをトライしている間、私は前からやってみかったフォーサイトに行きました。
あ、誰か取りついてる、、あらら?HBさん??
栃木の熱いオトコHSBさんとまたもばったり、今日も笑顔で果敢に攻めていました。
お元気そうで何よりです!

フォーサイトは、ガタガタしたフィンガークラックです。
登れる気がしなくて、ずっと後回しになっていました。
オンサイトに取っておいたけど、知り合いが奮闘している声につられて何となく見てしまった(笑)
スモールカムを借りて余分に持って、いざトライ。

出だしがとても難しい課題でした。
指が今にも抜けそうで、なかなか一本目をセットできません。
サイズを迷いながらカムを二本、三本と決めるうちに、ようやくジャムがかっちり決まる瞬間が出てきて、リズムができて、登れました。
落ちなくて良かった、、

他には、鯉もびっくりをフォローで触らせてもらったり。
ああ、これ怖い。難しい。一本目のボルトにたどり着けませんでした。
状態が良くなったら、もう少しできるかしら?

夜はのんびり空を見上げてストレッチしながら、ひとりテントが乾くのを待ちました。
雲の向こうには流星群が流れているはずなのに、星はひとつも見えなかった。
缶ビールが空になって、首も痛くなった頃、ようやくインナーテントが乾いて、寝つくことができました。

2日日:湯川

夜中にかなりの雨が降りました。
小川山でスラブをやりたいけれど、雨の予報も早そう。
MY本さんと悩んだ末、もう一度湯川に行きました。

ところがこの日は講習やら団体さんとバッティングで激混み、目ぼしい課題はほぼロープがかっています。
まだやっていないテレポーテーションは、近寄ると気持ち悪い虫がびっしり張り付いていて、取りつけません。
運よくデゲンナーが空いたのでアップして、昨日のフォーサイトの再登を狙ってみたのですが、今日は岩が全然読めない。
ジャムも効かない、怖くて怖くてついに途中でギブアップ。エイドダウンしました。
去年も二日目の湯川は全然ダメだった、、混んでいるから?疲れているから?わかりません。

MY本さんはフォーサイトをさっくり完登、バンパイアに狙いをつけるも、カム残置のトップロープ状態では順番に入るのも難しく断念。
そのうち雨が降ってきて、岩がどんどん濡れてしまいました。
小降りになった隙に、山案山子に取りついたものの、足元の苔がぬるぬる、滑りそう、クラックの中も濡れてきて、怖くてムーブが起こせない。一歩上がっただけでギブアップ。
怖がるような言葉と態度は周囲のモチも下げるものだというイエローカードをもらって深く反省。そうですね、登らないという選択肢もあるということです。

3日目:甲府幕岩

クライミング最終日は明け方までしっかりと降り、比較的雨に強いと言われている甲府幕岩に行きました。
何年ぶり?10年は経っているような気がします。
前日までは登れた情報をKMYさんに頂いていたのですが、行ってみたら見事にびっちょびちょでした。
ダメですねえと言いながら横長の岩場をくまなく歩き、乾いていそうに「見えた」名前もグレードもわからないラインをやることになりました。

気合のじゃんけん10勝で謹んでOS権を献上し、偵察してもらうと、途中はびしょびしょだわ上は脆くて落石だらけ、何?このルート。
丁度通りかかった方が、「これは上部が脆いから登攀禁止の10aじゃなかったかな、登っている人初めて見ましたよ」えええ?
一番濡れて危険な場所はヌンチャクを伸ばしてもらってリードトライするもなかなか上がれず、上部は岩がぼろぼろ、やっと終了点にたどり着いたらスズメバチがいきなり3匹くらい押し寄せ、生きた心地がしなかった。
ムーブは分かったけど、回収しました。

次は、さっきの人達が乾いていると教えてくださった岩に行ってみた。
本当です、他と比べて壁が白く見えます。登れそう。
OS狙いで取りついてみました。

あっちにいってこっちにいってのトラバースに手こずってフォール。トップアウトすらできずに一便目は敗退。
甘いホールドの保持はとても難しい。でもなんとなくわかった。
ロイヤルストレートフラッシュという課題、二便目でRPしました。
フェイスも、楽しいです。

時間は16時少し前。雨は降ったりやんだりです。
ロイヤルストレートフラッシュのすぐ右にクラックがありました。
甲府幕岩には5本のクラックがあって、これが一番面白いそうです。
やってみたい、でも下部のプロテクションセットが難しそう、ギアも1セットじゃ足りないかも、、
ルートの前にギアを持ってきて、それでもちょっと勇気が出ない。
セットに自信がなかったら、クライムダウンして、地上で荷重して効きを確認すればいいよ、とアドバイスされ、なるほど。
やってみよう。

カムを1本セットしてクライムダウン、地上でぶら下がって、効いてる。
もう少し登って2本目のカムをセットしてクライムダウン、ぎゅ、と荷重。効いてる。
3つめのプロテクションにマイクロストッパーを入れました。こんなの、止まる?半信半疑でクライムダウンして、ぐっと荷重したら「ぱちん」と音がして、岩に噛んだ。効きました。
よし、いこう。

下部だけ行ったり来たりの4回目なので、下部はすんなり動けました。
手持ちのカムはぎりぎりで、上部ランナウトせざるを得ないセクションがあり緊張しましたが、不思議と怖さはなかった。
水たまりのマントルを慎重に返して、、登れました。
やった、と大喜びで降りて終了、、とはいかず、自分でがっつり決めたストッパーがナッツキーでつついても叩いても外れず、ついに回収してもらいました、、とほほ。
回収の修行も、まだまだです。
戻ってからトポを見たら、ゼットンという課題名でした。そういえば、バルタンというクラックもあった、、ウルトラマンシリーズ??

最後の最後まで雨でした。
ずっしり重くなった三日間の荷物を担いで、うつらうつらしながら終電で帰宅しました。
登った本数は少なかったけど、見上げて怖いと思っていたルートを2つ登ることができて、満足です。
良い夏休みでした。
一緒に登ってくださった皆様、ありがとうございました。

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