やっと登れましたアイスドール@KB岩

急に夏のような暑さになり、この岩場のシーズンも終わりです。
ひとつだけ、心残りがあって、KMYさんにお願いして付き合ってもらいました。
GWにどか落ちしたあの課題、アイスドール。

道迷い名人の私が、目的地にたどり着けるでしょうか。
前回、GPSアプリでログをとってあり、それを頼りに、歩いてみました。
KMYさんは時おりふんふんふんと画面を見て、尾根があっちだから、、とすたすた歩いていきます。それがびっくりするくらい正しい。
私も勉強したから地図は読めるんだけど、、スマホとにらめっこしながら、ああ、今ここにいるのか、と確認するので精いっぱい。
間違えて戻るとき、もういちど地図を眺めて、ああそうだったのか、、と。
なんだかんだと着きました。お久しぶりの白い壁。

重たい2セットを持って、ようやく慣れてきた新品シューズで、いってきます!

相変わらず軽い音のフレークをびくびくしながら持って、それでもどんなルートかわかっているだけで随分身体が動きます。
今日はなんとかなりそう、淡々と登って、少し被った核心を乗りあがって一息。上を見上げてぎょっとした。
終了点直下から、ここまで、落ちたよね?
こんなに落ちたんだ、、突然動悸が激しくなりました。
なんとかなる、と言い聞かせて登って、最後のカムを決めて、そこからなかなか動けなかった。
迷ったって、どうにもならないのですが。行くしかないし。

思い切ってムーブを起こして、ほんの少し右上がりで最後の棚に乗って、もう最後のカムはずっと足下、戻れません。
心臓が口から出そうになったまま、ぶるぶるしながら乗りあがって、がちがちに固まった身体をなんとか動かして、、
登れました。
恰好悪かったなあ、と一人で苦笑してしまいました。

トップロープをセットして、KMYさんにも登っていただきました。
出だしでいきなり持ったホールドが欠けたり、このエリアの脆さを堪能したKMYさんの心をつかんだのは巨大岩茸。
カムを回収しているだけではなかったんですね(笑)
楽しいで採ったはいいけど、後で下処理の面倒具合にがっかりしていたのは内緒です(笑)

時間がまだあったので、移動して、カムも全部置いて軽くして、久しぶりのメゴスにご案内。
トップロープを張りました。遊んでいってください!

懐かしのメゴス

指が太くて割れ目に入らないKMYさん、見本みせてよ、というので、トップロープで久々にやってみました。
ハンドを決めるところまでノーテンでしたが、そのあとは煮詰まってだめでした。
でも、去年より上達したような気がする。

下山中、ほら色素のない花だよ、とKMYさんが教えてくれた、ギンリョウソウ。

夏山で出会える不思議な植物『銀竜草』を探してみよう! – NAVER まとめ
光合成に必要な葉緑素を持たない為、自力では生存できず、菌類と共生しています。山中のやや暗い林の中で見つかる、透明感のある白さの神秘的な植物です。
銀竜草
花が咲いてるのが見えました

どこかで見たな、と思ったら、そうだ、初めてクラックのリードをした日の帰り道にYちゃんが教えてくれたのがこの花?でした。
あれから一年経ったんだ。

私の最初の目標はグレードではなく、易しいルートに自分で挑んで解決して、同行者にトップロープを張ってあげられるくらいの地力をつける、でした。

今日は自分の宿題を登り、ビレイしてくださったKMYさんに約束通りトップロープを張って、お互い楽しいクライミングをして、ちゃんと下山した。
いい日でした。KMYさん、一日ありがとうございました。

最近、久しぶりに上達したいな、と思うのです。
痛いだけだったジャミングが決まるようになってきたり、もがくだけだったワイドが少しずつ上がれるようになったり、
割れているだけの形状が意味を持ってムーブになって、身体の使い方に新しい発見があって、
今更のように、クライミングは奥が深いな、楽しいなあと思う。

山梨のひっそりした岩場つながりで出会った先輩方は、皆ぐんぐんレベルアップしています。
MY本さんは指の切れそうなシンクラックを登り、
MT本さん、SJさん、みんなセンチュリーの岩の上に立って、
じゅんさんは、トワイライトを登って
レジェンド達は、いつでも全力快進撃。
手の届かないようなラインばかり。

実力が離れていくというのは、お互い全力を出そうとするほど一緒に登る機会が失われていくことでもあり、
それはとても残念なのだけど、
今この時点でさえ、私が目指している課題や問題は、先輩方がとっくの昔に歩いてしまった道なのです。
次を目指さずにいられない先輩方のクライミングの熱気をちょっと分けてもらって
自分のペースでやりたいルートの前に立ち、
憧れで終わらないように、登って、降りてきたいと思います。

また来週も、晴れたらいいな。

2件のコメント

  1. ギンリョウソウ、透明感すごい!
    のりさんの気持ちすごくわかります。
    自分より強いクライマーと登ることはとても勉強になるのだけれど、時に背伸びしすぎたり精神的に張りつめすぎて疲れてしまったりが実は私はあります。
    自分を見失わず地に足つけたクライミングをしたいなぁ、と思うのです。先輩方との距離は縮まることはないし上を見ればキリがない、せめてその情熱と姿勢は負けないようにしよう、と。ということで、今後もたくさんクラックを一緒に登りましょう!

  2. じゅんさん、銀竜草、本当に透明でした!
    毎年同じ場所に生えるのだそうです。瑞牆でもまた見たいです。

    私にとってはじゅんさんも雲の上の人なのですが(笑)コツコツやりたい気分を汲んでくださって、一緒に登るのがとても楽しいんです!
    またご一緒しましょう(*≧∀≦*)

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