にわか雨の降る前に:クレイジージャムをRP@小川山親指岩

早朝から、蒸せ返るような熱気と霞んだ青空。
MY本さんがお付き合いくださって、小川山に行ってきました。
目指すはもちろん、二人ともクレイジージャムです。
今日は乾いているといいな。

小川山に着いてもなんとなくじっとりした暑さでしたが、キャンプ場には大型テントとタープがたくさん。
もう夏休みの風景です。

ゆっくりゆっくり歩いて親指岩に着くと、クレイジージャムにはトップロープが張られ、沢山のクライマーがいました。
順番を入れて、待っている間に小川山レイバックを登りました。
何回登っても、なんだか怖いのです、このルート。

前回、ワイド部分が一番難しいと感じたため、今日はTCプロで登ることにしました。
久しぶりに履いたけど、相変わらず硬い踏み心地、、細かい結晶のひとつも感じとれません。
なんとも心細いです。出だし、できるかしら?

ようやく順番が回ってきたのはお昼過ぎでした。

待ち時間が長かったおかげで、岩の状態はずいぶん良くなったようです。出だしも手が濡れない。
まずはMY本さんのオンサイトトライ。「うわあ緊張します」と言われて私まで手汗が止まらない(^^;

下部を無難にこなし、ワイドセクションに入り、全く危なげなく見えたのですが、あと少しのところでテンション。
トップアウトして降りてくると、「いやもう喉が渇いて乾いて、、」そうでした。私も前回、喉がカラカラになりました。

空が曇って、ひんやりした風が吹きだしました。
この風は雨が近づいているサイン。間に合うかな。
水を飲んで、ヘルメットを被って、ギアを少し変更しました。終了点用のスリングも持った。頼むよTCプロ。
いってきます!

思ったとおり、湿気っぽい下部の足使いに苦戦しました。この靴、やっぱり踏んでる気がしない。。本当に凹凸を拾ってくれません。
そして暑いのです。長袖がべたべたまとわりついて一手一手が重い。
すかすかハンドになった辺りから、TCプロの本領発揮。ジャム足が楽に決まる、を早々に通り越して、スタックするようになりました。
抜けない、、抜くのに渾身の力が必要で、一歩進むたびに息切れします。
ようやくレストポイントと決めた場所にたどり着き、ふうっと全身の力を抜いた瞬間、汗がぶわっと吹き出て視界が真っ白になってしまった。
あっ、眼鏡が曇っちゃった、どうしよう?

「眼鏡が曇って動けませんーー」
「ふーふーしたらどうですか。ごゆっくり」
なんだか気の抜けた会話をしながらレンズの曇りが取れるのを辛抱強く待ち、オフィズスに入りました。

ヘルメットは置いていこうか迷ったのです。
案の条、頭がつかえて、奥の手を決めるのが苦しかった。
膝とかかとで、外足もしっかり推進力にする。
前回の最終便でようやく掴んだコツで、苦しいながらもゆっくり上がっていくことができ、フィストが決まった。
ほんの少しだけ大きめのTCプロが、最後のヒール&トゥを決めてくれました。
核心を超えました。

残りはフィンガーセクションで、落ち着いていけば大丈夫なのだけど、フィストで握り続けたので手がこわばってしまい、握力が戻らない。
抜けるのにずいぶん時間がかかりました。

やったーー
登れたよーー

誰もいないてっぺんのテラスにぺたんと座って、向こうの岩峰に向かってちょっとだけ大きな声で言ってみた(笑)。
目標だったんです。
登れてよかった!

支点を作ってトップロープにして降りた後は、MY本さんのムーブ練習。
ワイド登りにいろいろ発見があったようで、腕はこう、足はこう、なるほどなるほどを連発していました。
ワイドは楽しいですね。

降りて回収したところで、三時少し前。まだ時間があります。
レイバック側からトップロープを張って、側面のプラトニック・ラブをやりましょう、とMY本さん。
「ロン・フォセットの課題は押さえておかないと」

ところが、登りだす直前に大粒の雨が降ってきてしまいました。

岩の下でおやつを食べながら雨宿り。
同じく岩の下、レイバックにトップロープをかけていた女性お二人と世間話をしていると、彼女達に「ロープお借りしてもよいですか?」とMY本さんがにっこり。
「トップロープで、のりさんの嫌いなステミング練習しましょう。クラック禁止で」

カタナレースでやってみました。
ステミングは、ある程度足を開かないと余計に怖い、でも開きすぎると動けなくなります。
怖い怖いと言いながら進み、棚はアリで、なんとか終了点まで着きました。
勉強になるなあ、こういうの。足が攣りました。。
MY本さんは棚ガバも使わず登っていました。うーん、すごい。
ついでにロープを回収してください、と言っていたお二人の女性も、楽しそう、やってみます、と登っていました。
特にお一人の方、コツを掴んだらみるみる上手くなっていくのが面白かった。こういう練習っていいですね。

雨も上がって晴れ間がのぞいて、再度レイバックからのトップロープセット。
フォローで上がってスラブを上がって、あれ?私こっちに来たことがないですと言うと
「最後のスラブを登っていないなら、それはレイバックを登ったことにはなっていませんね。あっちの終了点は誰かが打った講習用です。次回頑張ってください」
とほほ。。。

プラトニック・ラブは、元々エッジオブエクステンションというトップロープの課題で、後からボルトが足されてその名前になったのだと後で聞きました。
二人とも一回ずつ触って、感想は、、、

「全然、ムーブがわからない!」

1本目のボルトあたりでハテナマークが炸裂し、何もできません。カンテの向こうに出たくなっちゃうけど、違うよね?
降りて交代しようとして、ふと時計を見ると6時半。雨やどりで時間を気にするのを忘れていました。大変!
私がごぼうで回収、先に降りてもらって清算を済ませていただき、下の駐車場で荷物整理。
なんだかんだ、一日登れました。楽しかった!

身体が重くてだるくて眠くて、解散後は危うく乗り過ごすところでした。
MY本さん、一日お付き合いありがとうございました。

3件のコメント

  1. クレージージャム2撃 おめでとうございます。
    去年はビッグロックでワイドの練習してたのにグングン上達。
    あっ、千葉ちゃんもすごいねって言ってました。

    1. ありがとうございます(*≧∀≦*)
      でも、二撃じゃないのです。二日目、四便です。
      去年の今頃は、ビッグロックにお付き合いいただいて、でもハンドしかできなかったですよね。成長したかもヽ( ̄▽ ̄)ノ

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