忘れられたラインを触りに@SSKスラブエリア

MY本さんが度重なる情報収集と散策で発見した、忘れられた昔のエリア。
そこに、長い5.10aがあるんですよ。

岩探索から魂魄
昇仙峡で岩探索。シンクラックPの予定でしたが、気温が低すぎて中止です。夜から雪になったようです。 まずは長いクラック探し。偶然にもNorlys氏&まによん氏の助力を得て、捗る探索。 狙い通りに40mクラックを発見しました。フィンガーからワイドまで盛りだくさ…

風邪で寝込んだり、1ヶ月ぶりの外岩でした。
ご一緒する予定だったMT本さんが急用でキャンセルとなった日曜日、MY本さんとのーるさんチームに混ぜていただきました。

のーるさんとご一緒するのは初めてです。嬉しいなあ。
のーるさんの綴る文章はいつも唄を歌ってるみたいに軽やかで、ご本人のトークもそれは楽しいのです。
ブログの復活を心から希望。

駐車場で510さん、Kのさんと集合しました。
Tさんにもご挨拶できて、朝から楽しい時間でした。
しかし歩き始めると無言になる自分、、この先は、去年の水没渡渉ポイントなのです。
この時期に水没したらどうしよう。。

そんな心配を察してか、ものすごい秘密兵器が登場して、私でもなんとか渡ることができました!
MY本さんの発想力は、いつも的確です。

膝を骨折してから一度もきついアプローチを歩いていませんでした。
足元の乾いた砂がざらざら崩れて歩きにくい。
皆さんが私に合わせてくださって、ゆっくりゆっくり歩いて、、
汗だくで着いたところに、きれいなライン。

コーナークラックが二本。5.10aと、5.10dだそうです。
510さんとKのさんのツヨツヨチームは10d、こちらは10aを。

ソージコーナー 5.10a

何十年も経っているらしいのに見た目は美しくて、クラックも綺麗に見えます。
40mあるという前情報に従って、ダブルロープを引いてもらって、MY本さん、偵察お願いします!

ビレイしようとして、そういえばダブルロープ初めて見ましたと言ったら、のーるさんがビレイをしてくださいました。すみません。。
MY本さんが慎重に登り始めました。が、

ざざーーーー
ずざざーーーー
げほげほげほげほ

綺麗じゃなかった。
30年の月日は乾いた砂となって、クラックの中にみっしり刻みこまれていました。

もうもうと砂煙にまみれて登るMY本さん。爆発するホコリタケみたい、、、
テラスの上は落ち葉の体積層、クラックの中は土だらけ、花崗岩の表面はぼろぼろ、
細かい落石がクライマーの動く度に起こって、ヘルメットにかんかん当たります。
クラッククライミングっていうより、アルパインといった方が近い??

そして、もうもうの砂煙が少し切れた頃、
「掃除してたら自分の手が土に埋まっちゃいましたーーー」
テンション。残念です。

ソージコーナーはお掃除必須

「なんじゃあこりぁ、苔だらけじゃねーかあ」
ああ、向こうでも510さんの叫びが、、、

そんな切り込み隊長の決死のお掃除で、私達フォローで10aを登らせていただきました。

のっけから、すごい砂とみしみし鳴るフレーク、強く握ると手の中で潰れていく結晶の感触に冷や汗が止まりませんでした。
ただ、フェイス部分にもスタンスやホールドが豊富にあり、ステミングとジャムを使えてムーブにつまる、という感じではなく、きちんと掃除して、岩が安定したらとても楽しいルートだと思います。

ワイドセクションの手前、ピッチを切りたくなりそうな木まで辿り着くと、左にスラブをトラバースしたあたりにMY本さん。
「どう思います?情報では最後に左トラバースで立木に終了点なんですよ。迷ってここで左に行ったんです。」
長さ的には上のワイドを含んでいるような気がします。
でも当時の木がまだあるかも定かではないので、ここで良いのでは。とりあえず行きますね、とスラブをトラバースし始めて

ええっ?悪くないですか??
悪いですよ。
怖いですよ??
ええ、怖かったですよ。

M本さんはスラブが得意です。
私はスラブが大の苦手です。
ほんの数歩ですが、足が無くて、怖かった、、、。

のーるさんもここは怪我した足に負担がかかるのでスキップ。さくさく登り返す様子に目が釘付けです。手際がいい!

懸垂で降りたのですが、支点に使った木もやや根が傷んでいて、よく揺れました。
次にやるときは、ワイドの手前で終えるのがいいと思います。
冒険要素満載の一本でした!

さて、時間的に遠くへ移動は無理、どうしますかと言われて、もう一本のルートに触ってみることにしました。

サンダー・ボルト 5.10d

もし抜けられたらトップロープにしてきます!
のーるさんにビレイをしていただき、自分のカムを全部持って出発しました。

少し、新緑荒野の4ピッチ目みたいな感じ。途中で屈曲するところも似ています。
510さんが掃除してくださったおかげで綺麗です。

フェイスのホールドを積極的に使いながら登っていくのですが、とても難しい。カムもなんだか決まらない。ロープの流れコントロールも上手くできない。ぐずぐずしていると足が痛くなってきます。
粘って粘って核心に入ったものの、被りにやられて身体が動かず、フォール。

そこからが良くなかった。
エイドでもなんでも、とにかく抜けようとしたのですが行き詰り、固めどりしたスモールカムのひとつが2回吹っ飛んで眼鏡に当たったところでメンタル切れ。
屈曲しているからフォロー回収のほうがいいと解っていたのに「回収しますよ~」という神の声に、降りてしまいました。
のーるさん、ごめんなさい、、、
510さんがビレイをしてくださいましたが、あの人回収の要領がいいねぇ、と感心されていました。
ほんとに、遠目でも勉強になる。弟子にしてください(〃ω〃)

スラブ、被り、フィンガーからワイドまで面白い

歩いているカムもあったし、もっとカムセットをやったほうがいいですね。
回収の時にチェックしてくださいました。
ああ、あそこ、やっぱり歩いたんだ。
バッタ先生にも注意してもらったのに、成長していない、、

良いトライとは言えなかったけど、降りてからもどきどきが身体中に巡っていて、痣だらけになった手を眺めました。
トライして良かった。勉強しよう。

下りはサラサラの砂に何度も転び、ようやく降りると皆さん渡渉地点で待っていてくださいました。
Kのさん、、帰路が遠いのに待たせてしまって、ごめんなさい。

へとへとで、砂だらけで、レンズは傷が入っちゃって、でも充実して楽しかった!

甲府の町は綺麗な夜景で、空気は春に満ちていました。

Kのさん、510さんと駐車場でお別れして、
3人でカレーをお腹いっぱい食べて、解散。

またトライしたい、サンダーボルト。
楽しい1日にお付き合いくださった皆様、ありがとうございました。

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